マイソールに来た目的は

今回はっきりわかったことがあって
それは
わたしはエゴを取り除くためにマイソールに来ているということ。

牛とかヤギとか、ワガママな外国人やインド人や、思い通りにならずイライラする自分自身をはっきる感じることで、初めてエゴを捨てることができる。
むかつく他人や牛は、わたしの中身を映し出した映画のようなもの。

じゃあ、それに対してどうするかというと、言葉にすると本当にこれしかないれど、呼吸をするだけ。
なんのポーズをしているかとか、そのできがどうかとか、実は全然関係ない。

人によって、ただ淡々と進む人
わーわー言いながら進む人、
わーわー言ってから諦めて、それから淡々と進む人がいるみたいで、私はもちろん最後の人です。

世界中から来た、アシュタンガヨガの最先端と呼ばれる人たちの中で
ひとりじっくりプライマリーを練習していると、本当に海の中にいるようです。

亀が来たり、サメが来たり(笑)
美しいお魚かと思ったら、課題ポーズになるとウツボになったり(笑)

シャラート先生はそういうエネルギーの安定を見ているのがわかるので、
じっくりプライマリーを楽しめるようになってきました。

電車に乗っているような感じ。
あ、そろそろセカンドに到着するからやろうかな、みたいな。
自分でやっている感覚が薄くなってきます。

ケガがあるので、アシスタントさんのアジャストを断るのもなかなか勇気がいります。
知ってる人や初めての人はいいけど、めちゃくちゃ有名な人だったりすると、(本当はアジャストしてもらった方がいいのかな?)と気持ちが揺れ動きます。
でも今の状況は、たとえシャラート先生でも断わらなければいけないレベルなので、特にスプタクルマーサナのように下を向いてる時は、大きな声で「NO!」と言います。ごめんなさいねーと思いつつ。

ドロップバックは、やろうか迷ったけれど、足の感覚を戻すにはやったほうがいいかなと判断して、アシスタントさんにしっかり説明をしてからサポートしてもらいやっています。
いつも自分ひとりで練習しているので、サポートしてくれる人がいるのは本当にありがたいです。

踏めない右側にもしっかり体重が乗るように助けてくれるので、この3日で足の感覚がだいぶ良くなりました。

そうそう!
最初のマイソールの時に、シャラート先生が来てくれたので
ケガの説明をして、足を踏む感覚がないから降りられませんと言うと
「やってみて」と。

先生が腰に手を添えてくれたので安心して降りたら、降りられました!
なんだこれは(笑)!

カムアップはさすがに右足がそこにあるのかどうかわからなく、感じようとすると腰に来るので、先生にあげてもらいました。

すると、「はい、クロスして降りて」と言われて、降りると
背骨をトントンと押します。また起きてきて「はい、降りて」トントン、降りて、トントン、降りて、トントン…
全部で7回しました。まるで整体のように背中がゆるくなっていました。

「はい、じゃあ床まで降りて」と言われて
降りました。あ、降りれるんだ。

少し歩いて、上がれるような気がしたけれど、やっぱり足はわからず、腰に来てしまい、先生にあげてもらいました。

クロスして降りてるときと、最後にあがったときに
「思っていたより悪いね」とケガのことを言われました。

でも、今回はゴースローリーとは言われなかったので、しっかり練習しようと思います。

その翌日、アシスタントさんとカムアップを終えて帰ろうとしたら、「リナ、キャッチしたか?」と聞かれて振り向くと、シャラート先生がニッコリ笑ってました。
「いえいえ、とてもムリです!」と言うとまたニコッと笑ってました。たぶん、先生のジョークですね。

こんな感じで日々みっちりな練習をしています。

あとは、たまたま一緒にシャラに行くことになった人がいて、話をしていたら、なんと1992年から練習にきていると言うのです!

シャラート先生のおじいさんのパタビジョイス先生やお母さんのサラスワティー先生に習ってきたそう。

「何回来たかみんな聞くけど、わかんないのよねー」と笑ってる大先輩を見てる時に、ああ、エゴがないってこういうことなんだな、とわかった気がしました。

練習の時間もそれ以外も全部ひっくるめて、学んでいます。
これがマイソールマジックなんだと思います。
あとは、若干高地なので、まだちょっと呼吸が完全ではない感じ。
高地トレーニングみたいになってるので、帰ったらとても楽だと思います。

長くなりました。
また書きますね。

片山リナ

 

シャラの前にて